草加市俳句連盟、令和元年７月定例句会のご報告です。
（兼題：打水 席題：七夕）
◆高得点句
傷つけぬ言葉をさがす花水木 清子
短冊をはみ出す文字や星祭 寿郎
水打ちて祈る平和や爆心地 淳
水打って風呼び戻す女坂 悦子
◆一人一句
打水を日課の姉さ被りかな 寿郎
ひまはりや空には空の音がある 清子
夕立の叩きて乱す潦 悦子
待ち待ちし文来る頃ぞ水を打つ 淳
野仏の耳欠けていし梅雨の月 好晴
夏羽織ぴんと張りたる講談師 つね子
打水のゆらぎの風と日の匂ひ 烈子
捨てられし石碑の歴史草いきれ 素秋
巻き戻し出来ぬ来し方梅雨に倦む 光子
水打って人待ち顔の小店かな 鈴子
アスハルト打ち水の熱立ちあがる 喜代江
七夕や幾つ数えた星の数 久雄
打ち水や遠ざかり行くバイク音 二三子
打ち水やそよ風を呼ぶ宵の町 勇
打ち水やアトリエ付きの借家住 圭子
打ち水や鉢植えに水お裾分け 澄子
遁走は生命の灯し大出水 美子
（令和元年７月25日、於：草加市中央公民館）
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