令和6年2月の定例句会のご報告です。
(兼題:日永)
◆互選高得点句
ふらここを漕ぎて少女は風になる 琴吹
奥能登の闇を破りて蕗の薹 淳
武蔵野線の貨車を数へる日永かな 波江
永き日や腕たくましきリハビリ師 悦子
蕗の薹風の便りに耳すます 藤夫
永き日やどこで切ろうか長電話 明美
◆一人一句
麒麟にも象河馬駱駝にも日永 琴吹
スケボーを上手くこなす娘日の永し 淳
春光や鴬色の和菓子買ふ 波江
鴬の空や紺青かぎりなし 悦子
ひとり言多くなりたる日永かな 藤夫
幼なじみの根つこは同じ蕗の薹 明美
春近し厨に童唄流る 素秋
胃カメラに荒れし影見ゆ冬の雷 光子
語り部や遠野の里の根深汁 烈子
地震のあと重機働く日永かな 喜代江
しくじりも笑いとばして老いの春 二三子
演奏会早春祝うホルンの娘 久雄
世は角ばかり子猫の肉球なでる 鈴子
梅林を清める人の日永かな 福男
散歩する犬も喜ぶ日永かな 嘉明
(令和6年2月20日 草加市中央公民館)
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