草加市俳句連盟、令和元年8月定例句会のご報告です。
(兼題:新涼 席題:蜩・法師蝉)
◆高得点句
兜太亡き一揆の道の法師蝉 素秋
鬼の子の糸いっぽんの快楽かな 清子
蜩の声乗せ夕刊届きけり 淳
故郷を詰めて帰りし麦わら帽 光子
法師蝉渡り廊下のつづきけり 烈子
◆一人一句
切株に少年の黙敗戦忌 清子
甦る集中力や涼新た 淳
手を打たぬ踊りはさびし一揆の地 光子
住み古りし畳新涼の肌ざわり 素秋
家中を玩具箱とし盆休み 鈴子
大地から大地への虹北の旅 圭子
涼新た浅間山より目をつむる 烈子
盆踊り細めの帯を男締め 澄子
天変の辻に水打つ神鎮め 美子
芋煮会歎異抄など知らずとも 悦子
新涼やパッタリ出合うおなじ服 喜代江
新涼や変り目いつも一人ぼっち 久雄
奥多摩の瀬の音闇に涼しけり 二三子
新涼の闇を脱ぎゆく鎮守杜 好晴
ねんごろに世界平和や原爆忌 つね子
空の海群れで泳ぐよ鰯雲 勇
老いという言葉封印涼新た 寿郎
(令和元年8月20日、於:草加市中央公民館)
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