令和6年1月の定例句会のご報告です。
(兼題:新年一切)
◆互選高得点句
龍の年白寿賜わりおらが春 二三子
オートバイの輪飾り正す郵便夫 悦子
戦なく吉事あれかし四方の春 悦子
探梅やこの道が好き空が好き 淳
雑木の芽おっかなびっくり赤子の手 久雄
福寿草稚児ふくやかに母の腕 久雄
日めくりの一日一句福寿草 明美
新玉の老いには老いの抱負あり 藤夫
水底の鯉冬光の影をおく 烈子
小姑も嫁も背伸ばす女正月 素秋
◆一人一句
初景色魁夷の白馬あればこそ 悦子
能登の町目を疑いし初景色 久雄
新玉に多くの句友想いはせ 二三子
賑やかに余生生きたし福寿草 淳
品書の裏の筆談老の春 明美
叶わざる旅を恋う日々去年今年 藤夫
子と修す夫の遠忌や冬桜 烈子
福鍋を介護の食として炊けり 素秋
渋滞や挙りて初富士仰ぐごと 福男
被災者へ詫びつつ今朝の薺粥 鈴子
両の掌で受けて賜る寒の水 琴吹
将棋場厳そか鏡開きかな 嘉明
新春やぽこんと抜けば酒の息 喜代江
稲架解けて波尖り初む親不知 光子
地震多き日本彼方此方冬ざるる 波江
(令和6年1月22日 草加市中央公民館)
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