令和2年7月の定例句会のご報告です。梅雨明け前のジメジメした気候の中での開催となりました。
(兼題:心太・ところてん、席題:梅雨一般)
◆互選高得点句
隣家には隣家の暮し心太 寿郎
選べない生き方もあり百日紅 清子
晩節の言葉かざらず心太 烈子
ペンギンに空飛ぶ記憶雲の峰 寿郎
今日生きた明日も生きなん心太 勇
拭う手に慕情残りて酔芙蓉 好晴
◆一人一句
縁側の程良き風と心太 寿郎
海に向く木の椅子父の日なりけり 清子
産土の夏越の祓声重し 烈子
百姓に生れて馴染みし泥鰌鍋 素秋
ところ天むかし花街の甘味処 圭子
散り急ぐさざんか幼な特攻隊 好晴
時鳥木もれ日もるる森の道 勇
百歳まで生きるつもりよ梅を漬く 光子
車座で母の得意な心太 喜代江
ビー玉の中のオーロラ夜の秋 悦子
一刷毛やシャンペン色の流れ星 二三子
労りの心通わすところてん 久雄
歯車の鈍きひと日や心太 鈴子
長梅雨や目標消へるアスリート 淳
シンプルな心で啜りところてん 美子
友よりの涼しき電話ありにけり つね子
(令和2年7月22日、於:草加市中央公民館)
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