草加市俳句連盟

草加市俳句連盟の活動報告です

令和2年新年定例句会

令和2年の新年定例句会のご報告です。新年恒例の顧問賞・会長賞・副会長賞も選出されました。
◆樋口顧問賞
羽子日和音打ち返す父子かな   つね子
◆山田会長賞
麦の芽や固き蒼空ほぐれゆく   鈴子
◆杉山副会長賞
たましいの後れて消ゆる雪ぼたる 清子
◆土井副会長賞
晩学や新たな想ひ初暦      烈子
◆井上副会長賞
藁屋根の藁ほこほこと寒牡丹   圭子
f:id:souhairen:20200123153507j:plain◆互選高得点句
もうゐないと思へばなほさら星冴ゆる 鈴子
故郷を遠く数の子噛んでをり   つね子
藁屋根の藁ほこほこと寒牡丹   圭子
新年の厨に籠る漢かな      素秋
麦の芽や固き蒼空ほぐれゆく   鈴子
羽子日和音打ち返す父子かな   つね子
欄外に書き込みあまた初便    圭子
晩学や新たな想ひ初暦      烈子
◆一人一句
枯葦もこの世も右往左往かな   鈴子
目に触るるもの新しき今朝の春  つね子
いつもより優しき母や小正月   圭子
おたがひの齢たしかめ福寿草   烈子
煎餅をもう焼いてゐる三日かな  素秋
人生は片道切符冬の雷      寿郎
石投げて寒九の水を輝かす    悦子
たましいの後れて消ゆる雪ぼたる 清子
早春を街につれ来る朝の花舗   好晴
父母の供養のことなど初電話   淳
楪やいつか息子と同居かな    喜代江
天空へ風乗りかえて奴凧     トヨ子
初乗りのカップル黙に打つスマホ 美子
年の瀬の逃亡劇のいかにせん   美枝子
手術中のランプ赤々冬の廊    光子
寒き朝境内照すどんど焼     勇
限界は未だ先の日や年明ける   久雄
初日の出拝む娘の掌湯の匂う   二三子
(令和2年1月22日、於:草加市中央公民館)
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草俳連事務局
048・930・0718(山田)
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