令和3年の幕開けは、新型コロナの緊急事態宣言を受けて、本連盟初めての通信句会となりました。
(兼題:新年 一切)
◆互選高得点句
筑波嶺の風を含みし若菜摘む 淳
新玉の朝の牛舎のゴムホース 藤夫
渓流の飛沫奏でる早春賦 好晴
茜雲散らし希望の初日の出 二三子
やわらかな光手水に春を待つ 美枝子
淑気満つ老松の影に力あり 烈子
◆一人一句
去年今年病を友に加へけり 淳
梵鐘の風に乗り来て年明くる 好晴
老い二人家の大きな鏡餅 藤夫
天と地を広く見渡し去年今年 二三子
偕老の日々新たなり大福茶 悦子
初詣柏手ひびく六畳間 美枝子
帰任の命右往左往や去年今年 烈子
初夢やコロナ乗り越え五輪成る 嘉明
ヘアピンを口に待たせて初鏡 鈴子
音沙汰はメールで済ます年始め 久雄
留守電のいきなり御慶畏まる 光子
晩学の道くねくねと去年今年 美子
リモートとなるコロナ禍の初句会 寿郎
若人はGパンのまま初写真 圭子
雑煮餅細かく千切る介護食 素秋
寒さます境内染めるドンド焼き 勇
お正月仕合せつなぐ家族かな 喜代江
(令和3年1月 通信句会)
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