令和4年の9月句会は、11月3日に草加市文化会館で開催される「文化の広場2022」のテーマに沿った兼題のもとに、中央公民館で行われました。
(兼題:黎明、月、太陽)
◆互選高得点句
戦火見て来たかも知れず今日の月 圭子
吾が寿命知らぬ幸せ今年米 鈴子
をりふしの母の笑顔や薄月夜 悦子
吉兆や黎明の空稲光 淳
正夢の寿ぐ知らせ小鳥来る 烈子
軽トラに山と積み込む豊の秋 久雄
人生の荒波越えて月に酌む 好晴
逆光の夕日呑み込む芒原 藤夫
◆一人一句
諦観の中に詩心賢治の忌 圭子
秋高し岡本太郎の大日輪 悦子
名の松へ二百十日の朝日燦 鈴子
夜仕事の仕上げは近し明烏 久雄
月今宵むかしがたりを同い年 烈子
神々を統べて出雲の明けの月 淳
咲き誇り満身陽光白木蓮 好晴
名月や赤城一面芒原 嘉明
町なかの農家の闇や虫時雨 克夫
秋暁やうぶ声電信カナダより 喜代江
人類の闇照らす黎明の月 藤夫
黎明の大花野行く旅かばん 寿郎
松手入して黎明の道となる 素秋
紅葉狩りストップランプあかあかと 勇
新藁の香りほのかに牛舎かな 二三子
名月や人それぞれに物思ふ 実
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