草加市俳句連盟

草加市俳句連盟の活動報告です

令和2年8月定例句会

令和2年8月の定例句会のご報告です。猛暑が続く中での開催となりました。
(兼題:秋彼岸)

f:id:souhairen:20200828094545j:plain

◆互選高得点句
草の絮あなたまかせという自由  鈴子
畦ぬけて行き交ふ秋の彼岸寺   烈子
身の上をぽつりぽつりと水引草  鈴子
秋彼岸百の影さすさざれ石    悦子
鉢植に紅兆しけり涼新た     淳
夕蛍つつむこの手をつつむ君   好晴
◆一人一句
竹林の香のさやさやと秋彼岸   鈴子
流星や父母の知らざる年を生き  悦子
逝きし子の笑顔に出合ふ秋彼岸  淳
窓多き昭和の家や夏座敷     烈子
新秋の風の乗り込むケーブルカー 寿郎
門柱を結界として夏コロナ    好晴
自在てふ身の置きどころ星月夜  清子
独り居にひと日賑やか秋彼岸   光子
西瓜切るみんなの顔が丸くなり  喜代江
はらからのまだ鮮明に秋彼岸   二三子
松根油採取の授業敗戦忌     圭子 
食細き妻へ介護の冷素麺     素秋
まなうらに幼き日々やさるすべり つね子
傍らに母の面影秋彼岸      久雄
自粛中話し相手は冷蔵庫     美枝子
梅雨寒や襟たて走る路地裏を   勇
秋澄むや今日も流ろう綾瀬川   藤夫
薄むらさきの花を忘れず秋彼岸  美子
(令和2年8月26日、於:草加市中央公民館)
***********************************************
会員募集中
見学大歓迎
入会ご希望の方は
草俳連事務局
048・930・0718(山田)
へ、お気軽にご連絡ください。