草加市俳句連盟

草加市俳句連盟の活動報告です

令和元年12月定例句会

越谷の日本料理店での蟹づくしの懇親会の後、場所を草加市中央公民館に移しての令和元年12月定例句会のご報告です。
(兼題:白菜、煤払い)

f:id:souhairen:20191228100731j:plain

◆高得点句
なだらかに山裾伸びし懸大根   光子
小児棟窓いっぱいに聖夜の灯   光子
医師散りし砂漠にせめて冬桜   淳
掬うふたび水硬くなる冬至かな  悦子
手なづけし病寒九の水を飲む   清子
死ぬる日を知らぬ宜しさ石蕗の花 鈴子
◆一人一句
白菜を石垣に干し誰も居ず    光子
一陽来復ひとつ卵に黄味二つ   悦子
白菜を干せば浅間は白くなり   淳
冬椿柩は男が担ぐもの      清子
一匙の葛湯に心透きにけり    鈴子
大病を三つのりこえ冬耕す    圭子
小坊主も大笹竹の煤払い     二三子
白菜の葉と吹かれおり筑波風   久雄
俎板の魚ぶつ切り十二月     澄子
衰退の脳回轉し節用意      喜代江
青空の画布染めつけて散紅葉   美子
白菜の育つ故郷限界村      素秋
熱き茶と白菜漬の馳走かな    つね子
数へ日や出張校正室の黙     寿郎
数え日や厨に届く「火の用心」  烈子
池の鯉泥ねむらせて冬に入る   トヨ子
霜柱子らの奏でるワルツかな   美枝子
(令和元年12月24日、於:草加市中央公民館)
*******************************************
会員募集中
入会ご希望の方は
草俳連事務局
048・930・0718(山田)
へ、お気軽にご連絡ください。