草加市俳句連盟

草加市俳句連盟の活動報告です

令和3年12月定例句会

今年最後の定例句会のご報告です。
(兼題:当季雑詠)

f:id:souhairen:20211222162350j:plain

◆互選高得点句
子の墓に何処からとも雪蛍      淳
枯野に灯開拓村のある辺り      克夫
人生は未完のパズル年暮るる     好晴
飾売何時もの夫婦おなじ路地     淳
再会を疑わずして冬の虹       烈子
「てにをは」に迷ふて暮れぬ年の坂  悦子
菜畑の屑菜持ち上げ霜柱       藤夫
苦も楽も生きて味わう師走かな    喜代江
ちゆるるんと酢牡蠣の滑るのんどかな 寿郎

◆一人一句
落日の光を返す夕落葉        淳
撤去さる火の見櫓や年の暮      克夫
あだし野の落葉に埋まる仏達     好晴
時雨あと天使の梯子けざやかに    美枝子
数へ日や清水寺の僧の筆       烈子
五指すべて流るる指紋冬至風呂    悦子
子供等は餅搗く音に目覚けり     藤夫
鍋釜を磨き切って節料理       喜代江
物売りの声遠ざかる寒暮かな     寿郎
鍋の葱とみに柔らか風すさぶ     美子
杜の木の冬芽楽しき面構え      光子
まづ心ぬくみてきたる炬燵かな    鈴子
きな粉餅郷の田畑は様変り      久雄
天金の書の行方など冬障子      圭子
御神渡り弟子が綱引くいく筋も    勇
木の葉散る風来坊や北南       嘉明
年の瀬や星の電飾町おこし      二三子

(令和3年12月22日/草加市中央公民館)
***********************************************
会員募集中
見学大歓迎
入会ご希望の方は
草俳連事務局
048・930・0718(山田)
へ、お気軽にご連絡ください。