草加市俳句連盟

草加市俳句連盟の活動報告です

令和元年11月定例句会

「札場河岸観光俳句」の令和元年上半期入選者を迎えての、令和元年11月定例句会のご報告です。

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◆高得点句
みの虫の糸と風との阿吽かな   鈴子
父の忌や山茶花の窓あけておく  桂樹
鉋屑一枚に冬匂ひけり      鈴子
冬銀河われを支へるものは我   清子
住職はフルート奏者小鳥来る   淳
枯葉鳴る踏み応へある八十路かな 悦子
冬蝶のなおあきらめぬ陽の高さ  桂樹
◆一人一句
地面に輪の書かれて土俵冬あたたか 鈴子
青丹よし奈良残照の草紅葉    桂樹
母からの手紙のやうな小春かな  清子
冬茜人を遠しと思ふとき     悦子
色変へぬ松や車列にスマホ波   淳
満月や影にも重さありそうな   好晴
ふる里や母には母のとろろ汁   烈子
虎落笛心に隙間空いたまま    寿郎
新藁に放牧の牛寝かせけり    二三子
紅葉且つ散る古里は限界村    素秋
海原へ巨船ゆらりと冬銀河    澄子
点呼とる園外保育新松子     光子
菰巻の結び目固し松の列     久雄
晴れ着うら花色木綿一葉忌    美子
残る虫庭の静寂の片隅に     つね子
兄逝きし松葉相撲や冬隣     美枝子
世界平和願う小春日天皇旗    圭子
足入るる蒲団にほのか日の温み  武司
嵐去り朝日のかかる林檎かな   藤夫
(令和元年11月20日、於:草加市中央公民館)
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