草加市俳句連盟

草加市俳句連盟の活動報告です

令和元年10月定例句会

昨日の「即位の礼」の雨模様とは打って変わっての、10日ぶりの晴天に恵まれた秋日和の中、草加市俳句連盟の10月定例句会が開かれました。
(兼題:「松」一切)

f:id:souhairen:20191023100603j:plain

◆高得点句
花すすき風は遠くへ行く途中   清子
武蔵野の風に味あり干大根    淳
地をつかむ松の走り根秋深む   喜代江
松手入れ半寿の庭師高梯子    好晴
差し潮の河の光りや新松子    淳
二人居てこその祝いや敬老膳   光子
◆一人一句
立ち並ぶ松のあはひを秋の蝶   淳
待つことの耳の鋭さ星月夜    清子
冬麗へ菰巻く松の揃いぶみ    喜代江
停電の災地満天星月夜      好晴
逆上りやっと出来たよいわし雲  光子
二次会は健康談義渓もみじ    烈子
神の留守消してはならぬ祈りの火 悦子
幼児の手の平柔し新松子     トヨ子
色変えぬ松揺がざるこころざし  美子
落蝉の寝床に松葉いとまなく   美枝子
豆柿のこびない甘さ父のこゑ   鈴子
松の枝に吹かれ蜘蛛の囲蜘蛛見えず つね子
川音を子守唄とし松ぼくり    寿郎
寄り添うて伸ばす年輪新松子   久雄
秋澄むや松葉かんざし母の声   藤夫
奉祝と災禍の画面秋時雨     澄子
松並木カレーの匂ひ霜夜かな   二三子
綾瀬川澄み色変えぬ松映す    素秋
(令和元年10月23日、於:草加市中央公民館)
*******************************************
入会ご希望の方は
草俳連事務局
048・930・0718(山田)
へ、お気軽にご連絡ください。