令和4年の10月句会は兼題の「そぞろ寒」以上に冷え込んだ一日となりました。。
(兼題:そぞろ寒)
◆互選高得点句
稲田風堂百畳を包み込む 光子
そぞろ寒一つ灯の付く過疎の村 淳
そぞろ寒寄り目離れ目羅漢の目 悦子
ピカソにもモネにもなれず紅葉山 悦子
朝刊へひろごる香り金木犀 鈴子
◆一人一句
金木犀マスクの中に入れてみる 悦子
そぞろ寒埃まみれの阿修羅像 淳
六百本松の静寂へ初時雨 光子
己が影重ね白菜真つ二つ 鈴子
匂ひ立つ菊人形の役者かな 嘉明
そぞろ寒北の弾道見えぬ空 久雄
古民家の土間の広さやそぞろ寒 藤夫
萩こぼる夜目にも白き風の道 好晴
漫ろ寒肩寄歩く里の道 勇
包丁の研ぐ手厨のそぞろ寒 烈子
AIの作る俳句やそぞろ 寿郎
頑張った今年が最後稲を刈る 喜代江
色隠す小菊の蕾ななつやつ 実
翔平の投打揃いし案山子かな 克夫
手入れ無きドナルドキーンの萩茂る 素秋
着そびれし服のあれこれそぞろ寒 圭子
魚沼の姪より届く今年米 二三子
(令和4年10月25日/草加市中央公民館)
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