9月の定例句会も、8月に続いて通信句会として実施されました。
(兼題:葡萄、稲妻)
◆互選高得点句
稲妻やガラス戸棚の大辞典 圭子
稲妻の出羽三山を越え征けり 淳
林檎剥く器用不器用得手不得手 寿郎
稲妻や木の釘ふふむ宮大工 悦子
葡萄狩甲斐は空気もかくし味 好晴
とどきたる葡萄一粒づつ故郷 鈴子
◆一人一句
稲妻や緑を灯す非常口 寿郎
露天湯はぶどう畑の風の中 悦子
流れ星猫は夜会に家を出る 圭子
富士仰ぎ父の背越しに葡萄摘む 淳
雲切れて又戸を開ける十三夜 好晴
人ならば愛されるこの冬瓜は 鈴子
ウォーキング律の調べの雨と行く 美枝子
満天の星に抱かる帰省中 光子
笑顔あり弾む声あり葡萄園 久雄
ショパン聞く静かな宵の稲光 藤夫
房ゆたか課外活動ぶだう園 烈子
自粛するホームを照らす稲光 素秋
コロナ禍や浮かぶ望郷鰯雲 喜代江
葡萄棚房剪るたびに日が洩れり 嘉明
九月空雲は鱗となれぬまま 美子
秋爽やか人生まるくおだやかに 二三子
稲妻やジクザク走る宵の空 勇
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