草加市俳句連盟

草加市俳句連盟の活動報告です

令和4年6月定例句会

今月は句会終了後、定例総会が行われました。
(兼題:梅雨の月)

◆互選高得点句
無住寺にけふは人声柿の花    悦子
段差なき段差にまろぶ薄暑かな  鈴子
遠い人ほど影くつきりと梅雨の月 悦子
千枚田水を集めて梅雨の月    喜代江
仮名文字の墨のかすれや梅雨の月 烈子
◆一人一句
悲しみの出口を探る青水無月   悦子
望郷の潮騒包む薄暑光      喜代江
つるされし上衣の無頼桜桃忌   鈴子
止むを得ず別離の祖国夏あらし  久雄
友垣と終の旅路や新茶汲む    烈子
ラムネ売る店のかたえに貸本屋  圭子
なまこ壁続く城下や梅雨の月村  寿郎
梅雨の月心の窓も開け放つ    好晴
無造作に紫陽花活ける硝子瓶   実
感染無き国際電話梅雨の月    素秋
梅雨の月線状降水帯去りぬ    淳
紫陽花に埋もれし寺や傘の列   克夫
学び舎の石垣をはう縷紅草    二三子
梅雨の月ケロケロうたの指揮者かな 嘉明
あじさいや色で競うや寺の町   勇
病窓の雲間にしばし梅雨の月   藤夫
(令和4年6月22日/草加市中央公民館)

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