令和4年の3月句会は、通常通り中央公民館で行われました。
(兼題:春眠し)
◆互選高点句
天を衝くメタセコイアや春一番 克夫
遅遅として原発汚染桜咲く 喜代江
春服の浮き浮きとして干されけり 寿郎
春遠し米研ぐ水の硬さかな 悦子
開花して刻千金の河岸になる 淳
嬉しさを風に吹かせて春ショール 烈子
◆一人一句
陽炎を引き摺り都電荒川線 寿郎
春眠の養殖まりも壜の底 悦子
菜の花の丘を登れば日本海 淳
初蝶や翅ふるわせて不時着す 喜代江
鳥雲にひとり暮らしを始めし子 烈子
雨後の朝群れし蓬の香り立つ 藤夫
安行の花は早咲き禅の寺 克夫
冴返る被弾に崩るる石の音 美子
梅が香を入れて自粛の窓開く 素秋
横文字の絵馬濡し行く春しぐれ 好晴
パンドラの箱開きたる世野火走る 鈴子
スニーカー履いて老捨て青き踏む 光子
春眠し母娘二人の美容室 圭子
しばらくは痛みに耐えて春の夢 二三子
眠し春夢の見たこと忘れけり 嘉明
春眠し雨音ひびく目ざめかな 勇
シャボン玉空に弾けた夢幾多 久雄
(令和4年2月22日/草加市中央公民館)
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