1月の定例句会は、新型コロナのオミクロン株の蔓延防止の観点から通信句会として行われました。
(兼題:福寿草)
◆互選高得点句
日日並べて迎ふ米寿や福寿草 淳
入魂の寅のはみ出す筆始 喜代江
漆黒を吉兆として初鴉 淳
廃業の湯屋の煙突初日射す 藤夫
福寿草のひかりに託す未来かな 鈴子
三世代円居て母の大福茶 烈子
病窓の日溜まりに咲く福寿草 素秋
ひとり身も弾む日もあり福寿草 二三子
◆一人一句
にぎやかに日差し寄せ合ふ福寿草 淳
あらたまの長靴を穿く飼育員 藤夫
前向きに心整い初日記 喜代江
その事には触れぬ優しさ花八つ手 鈴子
淑気満つ築百年の門構へ 烈子
読初の本のとびらに夫の文字 悦子
老人の集い仲良き福寿草 素秋
幾重にも折り重なりて滝凍る 寿郎
枯蓮の折れて突き刺す己の影 好晴
筆始め寅の一字を鮮やかに 二三子
菰うちで時の鐘聞く冬牡丹 克夫
縁日の出店につぼむ福寿草 久雄
福笑い腹をかかえて幸つかむ 嘉明
バイオリン奏でる尼僧女正月 圭子
初詣で晴れ着で願う明日の夢 勇
一茎に広げ逞し福寿草 美子
瑞獣に願い託すか福寿草 美枝子
向かい風頭を低うして初歩き 光子
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