令和5年最初の月定例句会のご報告です。
(兼題:雪蛍)
◆互選高得点句
妻の湯は初湯と云えど仕舞風呂 好晴
雪虫と生りしか知覧の兵の魂 淳
年迎ふ家事万端の米寿かな 喜代江
ふところへ母の影かな雪螢 二三子
語りつぐ民話の里の雪ばんば 烈子
ふるさとの匂いを持てり雪蛍 素秋
寒晴や東武電車の窓に富士 寿郎
◆一人一句
かず増へるほどに寂しき雪ばんば 淳
差し出せし我が掌に果てし雪蛍 素秋
去年の星今年の星と光り合ふ 好晴
寒紅をきりり火の国生まれとか 寿郎
あそぶ子へ目線くすぐる雪蛍 喜代江
犬吠の灯台染める初日の出 久雄
その中に子等の楽しき賀状あり 二三子
言の葉の力たのしみ去年今年 烈子
湯たんぽに頼る眠りや温き床 嘉明
喜怒薄くなりし齢や去年今年 悦子
綿虫浮く肩の辺りの温みかな 鈴子
初御空徹宵明けのおまわりさん 藤夫
常宿の野沢菜旨し初滑り 克夫
又あしたといつもの坂道雪ぼたる 圭子
衿立てて毛皮にヒール若きかな 光子
(令和5年1月24日 草加市中央公民館)
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