11月の定例句会はコロナ感染の鎮静化を受け、通常通りの句会となりました。
(兼題:短日、焚火)
◆互選高得点句
紅葉散る寂聴逝きし嵯峨野径 淳
ぬくめ合う手と手に絆落葉焚き 久雄
短日や夕陽をのこし帰る子等 烈子
病癒え空を味はふ落葉焚き 好晴
山の灯が星によりそう冬の宵 勇
◆一人一句
連れ立てば話も弾む紅葉狩り 久雄
車座で誓ふ共助や夕焚火 淳
草紅葉どれも百円古書の市 烈子
道祖神在す安曇野草紅葉 好晴
冬天やそこは宇宙と認めたり 克夫
火恋し夢の続きをさがす朝 美枝子
音感は生まれつきとや秋闌ける 光子
浮寝鳥波に預けし己が影 寿郎
路地裏で焚火を囲む子等の声 勇
冬立つや歩幅大きく家を出る 鈴子
百草や利根の河原の小春風 悦子
笑いありおしゃべり多し焚火かな 嘉明
小春日や旅の土産の延命茶 圭子
焚火の輪ありし昭和はなつかしく 素秋
オルゴール半音狂い野分晴れ 二三子
母の影白煙のぼる野の焚火 喜代江
落葉松の落葉ふわふわ梓川 美子
終電のプラットホーム冬来る 藤夫
(令和3年11月24日/草加市中央公民館)
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