草加市俳句連盟

草加市俳句連盟の活動報告です

令和元年6月定例句会

f:id:souhairen:20190627080512j:plain

芥子坊主(pixel2013によるPixabayからの画像)

草加市俳句連盟は、昭和63年(1988)5月15日に発足して平成30年(2018)、30年の歴史を刻みました。
本連盟は、俳句・伝統俳句など、あらゆる俳句を受け入れ、超結社の団体として活動しています。
また、毎月一回、草加市中央公民館で句会を開き、新人も、ベテランも和気藹々と切磋琢磨を続けています。
会員一同未だ未完成であり、生涯のライフワークとして、生涯教育の一環として、俳句を続けて行きたいと考えています。


*******************************************

令和元年6月定例句会のご報告です。

兼題:芥子坊主

 

◆高得点句
沖へ船沖からも船夏の雲     清子
植田澄む人の世常にさはがしき  鈴子
点滴や窓半分の夏の空      好晴
罌子の実の月夜に群れて童仏   淳
己には己の宇宙水中花      光子


◆一人一句
身辺の始末何から芥子坊主    清子
逝きし人の薄るるはやさ芥子坊主 鈴子
序列無き身夢叶えよ芥子坊主   好晴
朝顔の紺の切花母つつが     光子
砂に水吸ひ込む力新樹光     淳
花終へて寡黙となりし芥子坊主  澄子
甚平の締まりの無さを持て余す  寿郎
向日葵にのぞかれており保育園  つね子
芥子坊主風と化したる噂かな   悦子
腕通す血圧計の梅雨湿り     喜代江
アンパンの臍に咲いてる芥子坊主 素秋
雨が降る野花悲しや芥子坊主   勇
四方の山空かき暮れて鮎の宿   藤夫
介護師の目高世話する優しき瞳  二三子
秩父路や寺領一枚芥子坊主    圭子
家腐ち十薬茂るばかりなり    トヨ子
病む母に心重ねて明易し     烈子
残されてもみんな揺りかご芥子坊主 美子
初鮎やたで塩で食むこの香り   宇喜子
花籠の仲間と生きて芥子坊主   久雄

*******************************************

入会ご希望の方は
草俳連事務局
048・930・0718(山田)へ
お気軽にご連絡ください。