草加市俳句連盟は、昭和63年(1988)5月15日に発足して平成30年(2018)、30年の歴史を刻みました。
本連盟は、俳句・伝統俳句など、あらゆる俳句を受け入れ、超結社の団体として活動しています。
また、毎月一回、草加市中央公民館で句会を開き、新人も、ベテランも和気藹々と切磋琢磨を続けています。
会員一同未だ未完成であり、生涯のライフワークとして、生涯教育の一環として、俳句を続けて行きたいと考えています。
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令和元年6月定例句会のご報告です。
兼題:芥子坊主
◆高得点句
沖へ船沖からも船夏の雲 清子
植田澄む人の世常にさはがしき 鈴子
点滴や窓半分の夏の空 好晴
罌子の実の月夜に群れて童仏 淳
己には己の宇宙水中花 光子
◆一人一句
身辺の始末何から芥子坊主 清子
逝きし人の薄るるはやさ芥子坊主 鈴子
序列無き身夢叶えよ芥子坊主 好晴
朝顔の紺の切花母つつが 光子
砂に水吸ひ込む力新樹光 淳
花終へて寡黙となりし芥子坊主 澄子
甚平の締まりの無さを持て余す 寿郎
向日葵にのぞかれており保育園 つね子
芥子坊主風と化したる噂かな 悦子
腕通す血圧計の梅雨湿り 喜代江
アンパンの臍に咲いてる芥子坊主 素秋
雨が降る野花悲しや芥子坊主 勇
四方の山空かき暮れて鮎の宿 藤夫
介護師の目高世話する優しき瞳 二三子
秩父路や寺領一枚芥子坊主 圭子
家腐ち十薬茂るばかりなり トヨ子
病む母に心重ねて明易し 烈子
残されてもみんな揺りかご芥子坊主 美子
初鮎やたで塩で食むこの香り 宇喜子
花籠の仲間と生きて芥子坊主 久雄
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草俳連事務局
048・930・0718(山田)へ
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