令和5年10月定例句会のご報告です。
(兼題:秋の声)
◆互選高得点句
耳遠に何やら秋のものの音 悦子
一寸の草に名のあり野路の秋 悦子
秋の声足にすなおな靴を買ふ 烈子
夕暮れの浜の鳴砂秋の声 藤夫
秩父路や奥へ奥へと秋深む 二三子
十三夜煮干しの頭取つてをり 鈴子
◆一人一句
メロンパン割ればこぼるる秋の声 悦子
姉白寿超えて爽やかに所作動作 烈子
晩秋の牛舎にぬける風の音 藤夫
薄暗き曲り屋の隅秋の声 二三子
キーン碑へ適ふ和の風萩の風 鈴子
松籟の並木は秋の声立てり 素秋
冬どなり子に取り分くる温野菜 琴吹
庭掃けば日ごと肌身に秋の声 嘉明
ローカル線駅ごとに聞く秋の声 喜代江
とんがりの松葉に刺さる秋の風 久雄
大根撒くだけの水欲し拝みけり 光子
子規庵を訪ふ人頻り秋の声 淳
(令和5年10月23日 草加市中央公民館)
***********************************************
会員募集中
見学大歓迎
入会ご希望の方は
草俳連事務局
090・6704・0302(井上)
へ、お気軽にご連絡ください。