草加市俳句連盟、令和5年9月定例句会のご報告です。
(兼題:秋彼岸)
◆互選高得点句
透きとほる風ふき初めて秋彼岸 淳
葉月尽口淋しさにみすゞ飴 悦子
白桃のごと乳飲み子を抱きけり 鈴子
秋夕焼波打際に忘れ貝 藤夫
錦秋の真ん中すすむ一両車 光子
◆一人一句
五百羅漢どれも父似の秋彼岸 淳
ちちははの戒名古りし秋彼岸 素秋
夫の世へ続く蒼穹秋彼岸 悦子
香焚きぬ空あおあおと秋彼岸 藤夫
足音の重き子軽き子二学期や 鈴子
故郷は見ぬ人ばかり墓参り 光子
体の線母似となりし敬老日 喜代江
蜩や里山包む泣き声か 勇
秋彼岸「越の寒梅」夫へ供ふ 二三子
地平線目指す夕空渡り鳥 久雄
どんぐりを握りしめたる寝顔かな 琴吹
もの思う事のはじめや秋彼岸 烈子
アラート5いつまで続く残暑かな 嘉明
(令和5年9月19日、於:草加市中央公民館)
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