草加市俳句連盟

草加市俳句連盟の活動報告です

令和3年5月定例句会

令和3年の5月定例句会は、札場河岸観光俳句の表彰式のあと、観光俳句の入選者を交えての句会となりました。
(兼題:蝸牛)

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◆互選高点句
単線のすれ違ふ駅若葉風     寿郎
どの席も仕切り隔てて夏料理   久雄
ここよりの奥の細道かたつむり  寿郎
風あればもうすぐ飛べるかたつむり 桂樹
でで虫のドローン飛ばしてフランスへ 淳
祇王寺に夕陽まだあり竹落葉   好晴
鯉のぼり村に一人の男の子生る  素秋
眠たげな雨後の葉うらのでで虫よ 美枝子
◆一人一句 
房総の風は海から花ポピー    寿郎
伸び伸びと雨の休日かたつぶり  久雄
石の声海へ消え去る朝の凪    美枝子
同居して一人の自由かたつむり  烈子
世界地図拡げる窓辺暮れかぬる  淳
何事ぞやをら角出す蝸牛     鈴子
ででむしや下町暮しの他知らず  好晴
こもり居の肉ぬきカレー沖縄忌  桂樹
麦秋やまなじり濡らし馬出産   都未子
病棟の映る溜め池新樹光     悦子
朝陽さし目覚め静かの柿若葉   藤夫
急くことも急かされることも無く蝸牛 圭子 
苦もあるかローンなし家蝸牛   幸子
ででむしと遊ぶ自粛の子供達   素秋
コロナ禍で自己陶酔の蝸牛    喜代江
虹色の麓で休むかたつむり    麻菜美
山藤や小きざみに揺れ彩放ち   二三子
生き切りし兄を送れる暮春かな  美子
黒土を割る図書館庭の真竹かな  光子
活入れて朝飯前の新茶かな    嘉明
(令和3年5月26日 草加市中央公民館)
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